比較
Wan 3.0 Video・Video LoRA・Pro LoRAの選び方
APIXOのWan 3.0の3種類を、参照入力、解像度、入力制限、米ドル建てAPI料金で比較。参照動画の課金とスマート時間指定の精算を算例で説明します。

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APIXOのWan 3.0の3種類を、参照入力、解像度、入力制限、米ドル建てAPI料金で比較。参照動画の課金とスマート時間指定の精算を算例で説明します。

APIXOでWan 3.0を選ぶときは、まず 参照素材にファイルやWebリンクが必要か、納品する解像度は1080pか、それとも2K・4Kか を確認しましょう。名前にある「LoRA」「Pro」よりも、具体的な要件のほうが候補を絞る手がかりになります。
ファイルやリンクを参照入力に使うなら、まず Wan 3.0 Video を確認してください。2K・4K出力が必要なら、この3種類では Wan 3.0 Video Pro LoRA が対応します。画像・動画・音声の参照入力で、出力が1080p以下であれば、VideoとVideo LoRAの対応設定を確認し、同じ解像度の料金と手元のサンプルで比較できます。
本記事は 2026年10月21日 に確認したAPIXOのモデルページ、公開スキーマ、APIドキュメント、API料金表に基づきます。対象は公開されている入力・パラメータ・課金条件です。画質、処理時間、安定性の比較実測は含みません。
生成モード: テキスト・画像・参照素材から動画生成
画像からの動画生成: 1~2枚:開始フレーム+任意の終了フレーム
固定出力時間: 2~30秒の整数。参照動画との合計制限あり
スマート時間指定: 対応。APIはduration=-1
API既定値:解像度/時間: 1080p / 5 s
出力解像度: 480p / 720p / 1080p
参照素材: 画像・動画・音声、加えてファイルまたはリンク
ファイル・リンク参照: ファイル1件またはリンク1件まで。併用不可
出力解像度: 480p / 720p / 1080p
参照素材: 画像・動画・音声
ファイル・リンク参照: 公開APIに該当項目なし
出力解像度: 1080p / 2K / 4K
参照素材: 画像・動画・音声
ファイル・リンク参照: 公開APIに該当項目なし
各モデルの詳細は Wan 3.0 Video、Wan 3.0 Video LoRA、Wan 3.0 Video Pro LoRA で確認できます。比較するのはAPIXOで公開されているインターフェースであり、他社サービスや上流モデルの機能をそのまま当てはめるものではありません。
2つのLoRA版のドキュメントには、カスタムLoRA設定パラメータを受け付けないと明記されています。 名前にLoRAがあっても、このAPIでLoRAの重みをアップロードしたり、強度を指定したり、自分のLoRAを学習させたりできるという意味ではありません。実際の項目は Video LoRAのドキュメント と Pro LoRAのドキュメント を参照してください。
3種類とも3つの生成モードを備えます。ただし、画像・動画・音声に対応していることと、すべてのモードで全素材を入力できることは別です。
text-to-video では空でないプロンプトが必須で、上限は20,000文字です。このモードは参照画像・動画・音声のURLを受け付けません。商品画像や動きの参照動画がある場合は、テキストのみのリクエストに追加するのではなく、対応する画像または参照モードを使います。
アスペクト比は3種類共通で auto、16:9、4:3、1:1、3:4、9:16。APIの既定値は auto です。横長・縦長など納品形式が決まっている場合は明示しましょう。
image-to-video には1~2枚の画像が必要です。1枚目が開始フレーム、2枚目は任意の終了フレームです。この上限は、参照モードの「画像10枚まで」と混同しないでください。動画・音声の参照入力は使えず、プロンプトは省略できます。複数種類の素材を使う場合は参照モードを選びます。
例えば、商品の開始画像と終了時の構図を用意し、プロンプトでカメラの動きを補足できます。ただし、開始・終了フレームは入力条件であり、途中の動きが意図どおりかは生成結果で確認する必要があります。
reference-to-video では少なくとも1種類の参照入力が必要で、プロンプトは任意です。共通の制限は次のとおりです。
画像 — 最大数: 10; 時間制限: 時間の項目なし
動画 — 最大数: 5; 時間制限: 各1~15秒。同じ媒体種類で合計15秒まで
音声ファイル — 最大数: 5; 時間制限: 各1~15秒。同じ媒体種類で合計15秒まで
Videoには file_urls と link_urls もあり、それぞれ最大1件ですが、同じリクエストで併用はできません。Web上の制作要件を参照したい場合などに検討できます。ただし、あらゆるWebページ、ファイル形式、非公開リンクを読み取れるという意味ではありません。利用する入口の条件に合う、アクセス可能な素材を用意してください。
固定の出力秒数と参照動画の合計秒数を足して、30秒以内に収める必要があります。 参照動画が8秒なら、固定出力は最大22秒です。出力だけで30秒を指定すると上限を超えます。参照音声には別途合計15秒の上限があり、その音声秒数をこの動画の合算式に加えるわけではありません。
詳細は Videoの入力仕様、Video LoRAの入力仕様、Pro LoRAの入力仕様 を確認してください。公開スキーマに形式、ファイル容量、ピクセル数の上限がない項目も、無制限とは解釈できません。送信前に現在の入口の素材要件を確認しましょう。
以下はすべて APIXO APIの従量料金、通貨は米ドル(USD)、単位は課金対象1秒あたり です。確認日の API料金表 の APIXO Price を使用し、Market PriceやStudioのクレジットとは区別しています。同ページは、Studioの月間クレジットをAPI・MCP・Skill・LLM呼び出しに使えないと説明しています。下記のドル料金を作業画面のクレジットへ直接換算しないでください。

480p — Video (USD/s): $0.05; Video LoRA (USD/s): $0.0525; Pro LoRA (USD/s): この設定なし
720p — Video (USD/s): $0.10; Video LoRA (USD/s): $0.105; Pro LoRA (USD/s): この設定なし
1080p — Video (USD/s): $0.20; Video LoRA (USD/s): $0.21; Pro LoRA (USD/s): $0.20
2K — Video (USD/s): この設定なし; Video LoRA (USD/s): この設定なし; Pro LoRA (USD/s): $0.23
4K — Video (USD/s): この設定なし; Video LoRA (USD/s): この設定なし; Pro LoRA (USD/s): $0.26
各モデルでは同じ解像度なら3モードの秒単価は共通ですが、参照モードは課金秒数が増える場合があります。参照動画の実際の秒数も、出力秒数に加えて課金されます。 画像と音声、Videoのファイル・リンクは、それ自体で別の課金秒数を増やしません。計算式は各APIドキュメントに記載されています。
名前だけで価格順は判断できません。1080pではVideoとPro LoRAが同単価で、Video LoRAは1秒あたり$0.01高くなっています。この比較は公開単価の違いであり、画質、速度、実際の制作コストの優劣を示すものではありません。
条件は APIのテキストまたは画像からの動画生成1回、出力5秒、参照動画なし です。単価と秒数を掛けた算例で、実際の請求ではなく、修正後の再生成費用も含みません。

480p — Video (× 5 s): $0.05 × 5 s = $0.25; Video LoRA (× 5 s): $0.0525 × 5 s = $0.2625; Pro LoRA (× 5 s): この設定なし
720p — Video (× 5 s): $0.10 × 5 s = $0.50; Video LoRA (× 5 s): $0.105 × 5 s = $0.525; Pro LoRA (× 5 s): この設定なし
1080p — Video (× 5 s): $0.20 × 5 s = $1.00; Video LoRA (× 5 s): $0.21 × 5 s = $1.05; Pro LoRA (× 5 s): $0.20 × 5 s = $1.00
2K — Video (× 5 s): この設定なし; Video LoRA (× 5 s): この設定なし; Pro LoRA (× 5 s): $0.23 × 5 s = $1.15
4K — Video (× 5 s): この設定なし; Video LoRA (× 5 s): この設定なし; Pro LoRA (× 5 s): $0.26 × 5 s = $1.30
低解像度の下書きにはVideoとVideo LoRAの480p・720pがあります。Pro LoRAの最小出力は1080pです。2K・4Kが必要なら該当するPro LoRAの料金で計算し、その4K単価と別モデルの480p開始価格を比べて高い・安いと判断しないようにします。
同じ参照モード、1080pで、出力10秒、参照動画は合計5秒とします。
課金対象時間=出力10秒+参照動画5秒=15秒。
Video — 計算条件: 15 s × $0.20/s; APIリクエスト1回の概算: $3.00
Video LoRA — 計算条件: 15 s × $0.21/s; APIリクエスト1回の概算: $3.15
Pro LoRA — 計算条件: 15 s × $0.20/s; APIリクエスト1回の概算: $3.00
5秒はすべての参照動画の合計です。ファイル数ではなく秒数を足してください。出力10秒だけで見積もると入力動画の料金が抜けます。

3種類とも、スマート時間指定には duration=-1 を使います。生成前に出力時間が分からないため、公開されている計算式は次のようになります。
参照動画5秒、1080p、1秒あたり$0.20なら、事前に35×$0.20=$7.00を引き落とします。成功した動画が10秒だった場合の最終料金は $3.00、返金差額は $4.00 です。10秒は算例の仮定であり、スマート時間指定で必ず10秒になるという意味ではありません。
開始時に必要な残高と、成功後に精算される費用を分けて考えましょう。固定時間の30秒合算制限を、そのままスマート時間指定の事前課金上限にはできません。成功後の data.billing で入力動画・出力・合計課金秒数を確認できるため、処理中の事前引き落とし額を最終請求と取り違えないでください。
この3種類の公開APIでファイル・リンク参照の項目があるのはVideoです。必須入力なら明確な選択条件になります。そのうえで480p・720p・1080pを選び、素材にアクセスできるか確認します。
Pro LoRAはこの比較で2K・4Kを提供する選択肢です。4Kファイルの指定や、後工程のクロップ用に出力ピクセルを多く確保したいといった要件から検討できます。ただし高解像度だけで、自然な動作、人物の一貫性、細部の正確さは保証されません。
ファイル/リンク参照と4K出力の両方が必須なら、3種類の公開仕様に両条件を同時に満たすものはありません。素材の準備方法やワークフローを見直し、1つのモデルで全部満たせると考えないようにしましょう。
VideoとVideo LoRAは、モード、首尾フレーム数、画像・動画・音声の参照上限が共通です。Videoは参照の種類が多く、この各解像度で公開API単価が低いため、確認済み仕様で要件を満たし、1回の費用を重視する場合の判断材料になります。
Video LoRAが自分の人物・作風・動きで価格差に見合う結果を出すかはサンプルが必要です。本記事にはその実測がないため、作風や人物が必ず安定する、あるいは選ぶ価値がないとは判断しません。1080pならPro LoRAも比較候補ですが、秒単価が同じでも結果、待ち時間、再試行数が同じとは限りません。
公開仕様で分かるのは、入力可否、出力設定、課金方法です。効果を比べるなら、素材、プロンプト、比率、出力時間、共通の解像度を揃え、関連する試行と設定をすべて残して次を確認してください。
同じseedでも同一の結果は保証されません。1回の成功・失敗だけで品質、速度、安定性の恒常的な順位は決められません。
素材、モード、出力仕様を先に決めます。APIの既定値は 1080p・5秒 です。480pの下書きなら明示し、既定の解像度で送信しないようにしましょう。ブラウザー作業画面の現在の既定値は画面で別途確認し、APIの既定値をそのまま当てはめないでください。
正規のAPIモデルIDは wan-3-0-video、wan-3-0-video-LoRA、wan-3-0-video-pro-LoRA です。大文字・小文字を維持し、2K・4KのAPI値は 2k・4k を使います。音声出力は3種類とも既定で有効です。Videoには既定falseの watermark がありますが、2つのLoRAの項目にはありません。他のモデルへ流用したり、項目がないだけで出力の透かし有無を判断したりしないでください。
オンラインでは Wan 3.0 Video から始め、必要に応じて Video LoRA や Pro LoRA を選べます。API呼び出し前には APIXOのAPI料金、解像度、出力時間、参照動画の合計秒数を再確認しましょう。
Pro LoRAとWan 3.0 Primeは異なる版です。本記事の仕様や料金からPrimeの能力・価格を推測しないでください。
APIXOで開発
画像、動画、音声の各モデルを1つの場所で探索。